介護の仕事−介護仕事の人間関係
最近は勤務態勢が整ってなくて日勤にあたることがまあない。
早番遅番と人出のない時間帯に回されてしまう。
体はしんどいものの、気は楽に仕事ができる。
なんつってもおばちゃん達と交わる時間が少ないから。これはありがたい。
この忙しい中、リーダー的おばちゃんが暴走を始め、私はホントにホントに怒り狂ってしまった。
こうゆう類のおばちゃんは利用者さんにも威圧的だし、仲間にもキビシイ。
「あの人とはリズムが合わないから一緒に働きたくない」なんて言っている。
こっちは休みもそこそこに人が少ないシフトに入ってるのに、一緒に働きたくないだとぉ〜?!
リズムが合わないぃ〜?
みんなが助け合って無理してシフトの穴を埋めているのに、こんなワガママがまかり通っていいんかいっ!
主任はおばちゃんがコワイのか「そうですねぇ…」と借りてきた猫のようなおとなしさ。
ほんでおばちゃんの言う通りにシフト組んじゃったりするもんだから、こっちはやってられない。
私は主任に「私だって一緒にやりたくない人ぐらいいますよ!(もちろんリーダーおばちゃん)でも仕事でしょっ!普通そんなん通らないすよっ!」とキレた。
すると主任は「うんうん、だけんそうゆう時は休んでいいよ」…………、はぁっ??なんだよソレ!ふざけんじゃねぇーっ!!そんなん仕事回らないじゃんっ。
もうなんにも話したくなくなった。
怒り狂ってる中、上司に「たまには外でごはん食べよう」と誘ってもらい、二人でオシャレなランチを食べながら私は怒りをぶちまけた。
「愚痴ってスミマセン…」と最後に言うと上司は「愚痴じゃないよ、大事なことだよ。だって利用者さんにつながることでしょ?」と優しく受けとめてくれた。
「確かに最近(おばちゃんが)暴走してるなって感じてて、主任にちゃんとシメなさいって話したばっかりだったトコ。気持ちわかるよ」よかったぁ、わかってくれる人がいたんだ〜。
気持ちがすぅーっと軽くなった。
いろんな話をして、私はこのままではいけないと思った。
主任を頼ってても良くはならない。私が動くしかない。
リーダー的おばちゃんに押されて意地悪されても、現実は私がリーダー。
これは上司から言われたポジションなんだもん。
私がヘルパーさんを守っていくしかない。
意地悪なおばちゃんのせいで優しいヘルパーさん達が辞めてしまうようなことがあったら、利用者さんにとってはすっごいマイナスになってしまう。だから私が守っていくしかない!
次の日主任から「ボクにどうしてほしい?教えて?」と突然聞かれた。
どうやら上司からガツンときたらしい。(たぶんね) 私はそこでこないだの怒りを吐き出した。
「平等にみんなをみてほしいんです」主任は「ボクそうじゃないかなぁ?そうしてるつもりなんだけど」と、ピンときていない様子。
「現場をみてほしいんです。何も文句言わないヘルパーさんは、たぶんいっぱいがんばってていっぱい我慢してますよ。主任は文句言う強い人ばかりの意見を聞いてるけど、それがすべて正しいワケじゃないんです。アピールしなくてもすごくイイ仕事してくれてるし、人の悪口言うわけじゃないし、利用者さんとすごくイイ感じでやってくれてますよ。主任がそのまただったら、黙ってがんばってるみんなはバカみたいじゃないですか?そんなじゃ、みんな辞めちゃいますよ。そしたら私も辞めます! だけど、現場にいてそうゆうのを伝えきれてない私にも原因はあります。すみません」
「…」主任は黙ってしまい、その後「ボクみてるつもりだったけど…みてなかった?」
「はい!だって実際シフト変えたりされるじゃないですか?そうゆうのだって、言ったほうがそうかもしれんけど、私はあの人(言われてる人)にすっごい助けてもらってますよ。だからちゃんとやってくれてるんです。今みたいなまんまだと強い人のお気に入りしか働けなくなりますよ。実際おとなしい人はスグ辞めちゃってますよね?そうゆうのがあるからだと思います」
「そうだね…。わかった。ちゃんとみて、言うようにする。これから現場をちゃんとみるけん」少しは伝わったかなぁ?
主任にしたら私はイタイ存在なのかもしれないし、強いおばちゃんに好かれてないことも日々の意地悪で感じてる。
だけど現場でやってて利用者さんの反応みてたら、どっちが大事なのかは私にとっては明らかだから、ここはがんばるしかない。
利用者さんに優しく接することができて、家族にかわって(かわれないけど)生活を支えようとしてるヘルパーさんを少しでも守りたいし、私もそうゆうサービスをしてたいもん。
「優しく接すると利用者さんがつけ上がる、ためにならない」みたいな発言を平気でしてしまうようなヘルパーには絶対なりたくない。し、認めない!
そんなに教育したいなら、ウチに帰って子供のオシメでもかえてろよ!(旦那でも可) 利用者さんはアンタの子供でも分身でもないんだから。
自分より何十年も先輩の方々なんだから、いままでの生き方や譲れない大事なモノがきっとあるよ。
尊敬の気持ちぐらい持ってたほうがいいんじゃない?じゃなきゃやっていけないと思いますけどぉ?
こんな私だから、強いおばちゃんについて行かない私だから、今日も嫌味を言われあいさつを軽く無視されてしまう。
(けっこう辛いかも…)だけど利用者さんの笑顔がたくさん返ってくるから、これが一番大切な答えだと思っている。
コメント
俺も介護の仕事をやってるものです。まだ三ヶ月にもみたないものです。どぉも職場のばばぁどもが苦手で…。うちの施設はまとまりがなく施設自体まだオープンして一年ちょっと。主任に色々ききたいこともあるし、愚痴もいいたい。けど人出が足りなくほとんど顔もあわせられない状況です。介護女社会はうんざりしてきました。わがままなばばぁどもが。仕事もちゃんとおしえてくれよって感じ俺は施設にはむいてませんどーおしても一人一人自分の大切な人とダブらせながら仕事をしてると話しながら聞きながらやってると仕事が遅くなってしまって非難のまとに。施設の流れについていけません。「そんなに丁寧に洗ってたらおわらないでしょ」とか入浴介助で。こっちはこころの中でそんなに飯とかの時間が大切かよとかおもってしまいます。風呂ぐらいゆっくり入りたいだろと思うし、昼になったら無理につれていったり、飯だって食いたくない人だっているさぁとおもいます。なんかダラダラ愚痴ってすいません。俺はこの仕事で大切にしてやってる事があります。利用者さんが自分のばあちゃんやじいちゃんだったら?とか大切な人と置き換えて仕事をやってます。介護の仕事は奥深いし、俺は頭悪いから介護理論とかそんなもんもわからない。けどみんな人生先輩の方々だし、とても愛しいと思います。けどヘルパーのばばぁは嫌いです。辞めたいと思います。
投稿者: しげ | 2006年12月19日 21:49
コメントありがとうございます。愚痴なんかじゃないですよ。勉強させていただきました。
しげさんの気持ちすっごくわかります。嬉しくなっちゃうぐらい。私も介護の仕事に初めて就いたとき、ベルトコンベアーに乗せられてる荷物みたいな利用者さんの姿に、そんな仕事をしてる先輩たちに驚きました。介護の現場はこんなにヒドイものかと悲しくなりました。でも現場は速さ重視ですよね。
入浴、食事、オムツ交換、水分補給、シーツ交換、どれをやってても人形相手みたいでした。だんだんそれに慣れてしまって…このままだとサイテーな介護職員になってしまうって、自分が恐くなりました。だから転職しました。
おばさんは厄介な生きものですよね。忙しい施設にいるおばさんは特にヤバイかも。忙しいから余裕がなくて、厄介ぐあいがハンパない。厄介なおばさんは、介護の仕事を大事に思ってる人を潰してしまうと思います。
私はしげさんのように、ちゃんと心を持って仕事してる人が好きです。その気持ちをずっと持ってやってってほしいです。そのために自分にあった新しい場所を探すのもアリだと思います。
前に転職しようと悩んでたとき「いまの人たちと離れるのは辛いかもしれんけど、新しい場所にも優しい介護を求めてる人はたくさんいる」「大事な気持ちがあればどこでもやれる」とある人に言われたんです。この言葉が背中を押してくれました。転職したら、本当にそうでした。
しげさんがんばってください。しげさんみたいに素敵な気持ちで仕事をしてる人は、そういないと思うんです。私もコメントいただいて気が引き締まりました。技術も気持ちも磨いて心ある介護を続けていけるよう、お互いがんばりましょーね。そんで、若い介護職員さんに大切な気持ちを伝えていけるようになりたいですね。
本当にありがとうございました。
投稿者: しげさんへ ゆきちより | 2006年12月20日 08:35
ゆきちさん、読みづらく見苦しいメール読んでくれてありがとうございます。
こんなサイトやメールを書くのはなんせ初めてなもんで。介護の仕事六年もやってるんですか大先輩ですね初めてばっかりだから理想やら色々でかくて…。方向もまだ決まってませんし。訪問やらグループホームやら色々ありますよね。すべてやってみたいと思ってます。
ゆきちさんに話せてよかった。これからもここを覗かせてもらって色々勉強したいです。あんまり難しい事はわかりませんけど(笑)ゆきちさんに言われたように入居者さんが自分のばあちゃんだったらじいちゃんだったらまたは親父だったらおふくろ(生まれた時から顔知らないけど))だったらと思いながら大切な人とダブらせながらやっていきます。なんせこの仕事のきっかけはばあちゃんなんで(一年半前に死んだけど)じゃないと意味がないんで俺。またよろしくおねがいします。
投稿者: しげ | 2006年12月20日 14:21
うん、やってける場所はいくらでもあると思います。グループホームは楽しかったよ。若いおにーちゃんは、おばあちゃん達にも職員のおばちゃんにも可愛がられてたから、やってみたら楽しいかもって思います。
私はまだ介護歴六年だからヒヨッコのヒヨッコ。知識も経験も足りなすぎて悔しい毎日です。少し前までは経験が全てだって思って突っ走ってました。知識なんかは経験でカバーできるって。でも違う。知識を得て資格を取ることによって周りから認められるんだ、ってわかったの。信用とゆうか、信頼してもらうための武器になるような。心を強く、その上武器まで持ってたら無敵だなぁって。だから日々勉強だし、もちろん資格に向けてもがんばってます。(あんま勉強してないけど)知識も経験も心もあるひとになりたいなぁ。
しげさんはおばあちゃんが大好きだったんですね。おばあちゃんはすっごく幸せだね。いろんな想いをしてきたしげさんは、相手を想って介護をしてくんだなぁって思います。突っ走りすぎるとバテちゃうから、無理しないでやってってくださいね。しげさんの素敵な気持ちが、介護の現場でうまくまわっていくといいなぁ。
オススメの本があるよ。「じいさんばあさんの愛しかた」ってゆう、三好春樹さんの本。ぜひ読んでみてください。元気が出るよぉー。
投稿者: しげさんへ ゆきちより part2 | 2006年12月22日 08:33