介護の中の嬉しいニュース
最近は暑さのためか不調の方が多く、検査やら入院やらで忙しく嬉しいニュースがない。
そんな中先週ユキエさんが退院され、久々に嬉しい日だった。
マスオさんが待ちに待っていた奥様の退院。
ユキエさんが玄関から帰って来られたとき、なんかすごーく安心した。
今夜から夫婦同じ部屋で並んで眠れるんだよなぁ、マスオさんきっと大喜びだな。
「ユキエさんおかえりなさぁい!大丈夫?」
「はい、大丈夫」ちょっと緊張気味の作り笑顔がシャイなユキエさんらしくて可愛い。
みんなの「おかえりなさい」攻撃に戸惑っておられた様子。
ユキエさんが退院されてから、ときどき廊下に幸せの音が聞こえてくる。
カランカラン…。
スプーンでインスタントコーヒーを混ぜる音。
廊下を歩いていてこの音が聞こえてくると、あぁいまふたりのティータイムかぁってすぐわかる。
そんで、マスオさんとユキエさんが仲良くコーヒーを飲んでる画がみえてくる。
いままでは気付かなかったけど、この音廊下まで聞こえてたんだなぁ。
こんな幸せな音ってなかなかないかも。てゆうか、音を聞くだけでこんな幸せな気持ちになれるなんて、スゴイ。
今日マスオさんの入浴介助をした。
「ばあさんはなぁ、ワシよりひとつ年上だ。男はなぁ、ひとつ上の奥さんをもらうがいい。お前もなぁ…、言いたいことわかったかぁ?」
「わかった!ひとつ年下の旦那さんがイイってことだよね?」
「そう、そうだ!」百点満点の笑顔。
なんか結局、ばあちゃん自慢てゆうかのろけ話だった気もするけど。
でも実感こもってて勉強になりました。けど…しまった、彼氏同い年だったわ。
それでも負けずに、マスオさんユキエさん夫婦を目指したい。