« 2006年09月04日 | Top2006年10月01日 »

最新記事【2006年09月10日】

最近スタッフが体調不良のため、バタバタと欠勤続き。
夏の疲れなのか、季節の変わり目のせいなのかわかんないけど。

利用者さんの体調がやっと一段落したこのときだから、気を緩めるとまた同じことの繰り返しになってしまう。
だから毎日気を張りまくって仕事をしているんだけど、こうも欠勤が続くと私の体がヤバくなってきた。
もう何連勤してんだよぉって感じ。
明日は休みだー、ってときに限って「ゴメン、明日一人お休みで…半日だけ出勤してくれない?」主任から申し訳なさそうに連絡がくる。
「…、わかりました」と返事をすると「ちょっとキレてるよね?ゴメンよ無理させて」と主任が小さくなっている。
キレてるつもりはまったくないんだけど、体から休みたいオーラが出ているんだと思う。
主任だって過酷な勤務しておられるんだから、イヤなんて言えない。
がんばるしかない。

そんなわけで今朝も休日返上で、あくびを抑えつつ掃除をしていると、突然火災報知器が鳴りだした。
今日って非難訓練だったっけ?
聞いてなかったけどなぁ…。
…てことは、ホントに火事!?
体に緊張が走った。
一人のヘルパーさんが「この音、どうしたんでしょう?」と走ってきたので「私事務所に確認してくる」と非常階段を降りた。
すると下から消火器を持った主任が駆け上がってきた。
「上!、上!」と言われ一緒に火元の階まで行くと廊下に人がいっぱい。
「大丈夫。誤報だったよ。なんかお部屋でバルサン焚かれたみたい」と先に着いていたスタッフが教えてくれた。
「よかったぁ〜!」私は体がガクガクしてることに気付いた。
もしも火事だったらと思い相当緊張していたせいだと思う。
利用者さんに事情を説明し謝罪して、それぞれが持ち場に戻った。
利用者さんの中には「最近消防車見てないからちょっと見てくるわ〜」
「あら、こんなところに来てるわよぉ」なんて楽しんでる方もいた。
何事もなくてホントよかったよぉ。
誤報はよくなかったけれど、ホントの抜き打ちの非難訓練が少しだけできたので、今後の課題がいろいろと見つかった気がする。
少し先で避難訓練が予定してあるので、それに向けてみんなの気が引き締まったみたい。

前の職場での避難訓練で、スタッフが利用者さんになりきって『夜間一人勤務のときに火災発生』の訓練をしたことがある。
たまたま私がトップバッターになってしまった。
本物の利用者さんはみんな仲良く居間でティータイム。
お部屋をお借りしてスタッフたちは「チヨさん」「アキさん」らの名札をつけ、本人になりきりベッドで眠っておられる。
そこで非常ベルが鳴る。
私は状況確認や利用者さんの安全確保、消防署への連絡をひとりでやらなくてはいけなかった。
熟睡している設定の利用者さんを突然起こして安全な場所へ誘導するのはとても難しかった。
ヘンに気持ちを動揺させないように、不安にさせないように、少しでも早く大人数を安全な場所へ。
スタッフたちは利用者さんの特徴をうまく真似ていて「なにすーかね?どこへ連れて行くかね?」「やめてごしない」とか「あらあんた、どげしたかね?ここで寝るだわねー」とか、なかなか起きてくれず歩いてくれなかった。
やっと安全な場所へ着いても、すぐに私を追い掛けて来たりどっかへ行ってしまったり。
汗だくでなんとか安全確保をしても、消防署への連絡もしなくてはいけない。
訓練とはいえ気が動転してしまい、住所がなかなか出てこなかったり話がグダグダになったり。
横では所長がタイムウォッチを構えていて、またさらにテンパってしまった。
なんとかやりとげたけど、実際にこんなことがあったら皆さんを守れるだろうかと恐くなった。
何もないように注意を払うのはもちろんだけど、万が一何かあったときのために訓練は何度でもやらなきゃいけないなぁと思った。

施設では24時間皆さんの命をお預かりしてるわけだから、責任感とか危機感とか必要だよなって思う。火災に限らず、介護の現場にはいつも危険がある。
徘徊とか転倒とか誤嚥とか。
皆さんの病気が急変することもある。
危機感持ってやってないと何かあったとき対応できない。
そうゆう意識をみんなが持てるといいなぁ。

自分らしく介護

自分らしく介護は介護ヘルパーゆきちの介護日記です。


スポンサードリンク

介護更新履歴

介護最新のコメント

介護現場のひとコマ へのコメント。
  • そば
おばあちゃんと暮らした へのコメント。
  • そば
介護の仕事−介護仕事の人間関係 へのコメント。
  • しげさんへ ゆきちより part2
介護の仕事−介護仕事の人間関係 へのコメント。
  • しげ
介護の仕事−介護仕事の人間関係 へのコメント。
  • しげさんへ ゆきちより

ゆきちからのお知らせ