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最新記事【2006年08月13日】

こないだの事件、ニュースで問題の職員の会話を聞いたんだけど(録音したもの)こんなんが普通かよって衝撃だった。

虐待してるってわかってて、それでも当たり前のように虐待をし続ける。
こんな奴らが介護の現場にいるなんて許せない。
けどそれが現実なんだって。

視聴者からのFAXの内容を見たときはこれまた衝撃だった。
「コールを無視する」
「部屋に鍵をする」
「オムツ交換をしない」
等、虐待とされる行為についてたくさん意見があって、小さい虐待でもほとんどの施設でそれらが日常的に行なわれているのが現実。

もしかしたら私も虐待してるんだろーか?
きっとそうなんだ…。
用事がなくても十分おきにコールがある方に対して、時間を見て流すことがあるけど、これも虐待?
細かいことをいろいろ考えてみたけど、第三者から見れば虐待と思われることが行なわれてるのかもしれない。
私もしてるかもしれない。
実際にあったことだけど、転倒されやすい方が夜に徘徊されるからと家族さんに了承を得て部屋に鍵をしていたことがあるけど、本人にしたら閉じ込められてるワケだし、第三者からしたら立派な虐待だと思う。

逆に、家族さんや第三者に対して立派な仕事ぶりを見せる職員(特におばさんに多い)は、当の利用者さんと二人きりのときに怒鳴り散らしてることが多い。
これはもうどう見ても虐待だけど、これがまた気づかれにくい。
家族さんは「あの職員さんはいい人だわ〜」と思ってるわけだから。
残念ながらこうゆう現場はよく目にする。
今回の事件に繋がることなのかもしれないとゾッとした。

私は虐待なんてしないって思ってるけど、もっと気を引き締めないといつ自分が加害者になってしまうかわからない。
忙しさやストレスで感情が出てしまうと心ない介護をしてしまいがちだから、そんなときに自分をコントロールできるようにならなきゃいけない。
やっぱり技術だけじゃなく、介護に対する心を学ぶことも大事と思う。
そうゆう職場が増えていかなきゃいけないんじゃないかなぁ。

いまの職場でも新しい職員は仕事の流ればっかりを覚えていって、心はまったく違うほうを向いている。仕事の流れを覚えると今度は効率的に早くこなすことばかりで、心はほとんどなくなっている。
こんなん機械と一緒だけど、逆にタチが悪い。
「ヘルパーってこんなに忙しいんですね」
「こんな仕事なんですね…」とため息混じりに愚痴を言ってる新人ヘルパーは多い。
理想と現実があまりにも違うんだろーなぁ。
私は上司に「仕事より先に心構えや利用者さんの情報を学ぶ時間を、新人さんに作ってあげないと…」と何度か訴えてみたけど「時間がない」と言われてしまった。
そんなもんなんだと思った。
結局忙しいとこうなってしまうんだよなぁ。

でも、ホントにこれでいいのかよ?
「時間がない」と現実を見てくれない上司の下にいたら、そのうち私も虐待ヘルパーの手先になってしまうかもしれない…。

自分らしく介護

自分らしく介護は介護ヘルパーゆきちの介護日記です。


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