今の時期の水分補給事情
毎日暑くて利用者さんたちはゲンナリ。
暑くてどこへも出掛けられないしすることもないと、エアコンの効いた涼しい部屋で過ごされることが多い。
身体はだるだるで食欲も無くなってしまう。
最近体調の悪い方が多いので、私は「ポカリポカリ」「お茶お茶」と口うるさい水分補給おねえさん(おばさん)になりつつある。
時間を見つけてポカリのボトルを持ち歩いて飲んでもらったり、お部屋をたずねてお茶を煎れたりする。
ポカリは皆さんにはなじみがない様子。
「これは甘みがあってオイシイわ」と喜ばれる方がいれば「ヘンなニオイのするもんだなぁ」と嫌々飲まれる方もいる。
私はポカリ大好き人間だからいくらでも飲めるけど、皆さんにはたいして魅力がないらしい…残念ながら。それでも「心配してわざわざ持ってきてくれた」とゆう義理で飲んでくださる。
飲まれたあとにはだいたい「全部飲んだでぇ」と自信満々に空のコップを見せてくださる。
あの誇らしげな笑顔がすごく素敵。
今日もある方のお部屋をたずね「お茶飲まれませんかぁ?」はじめは「いらん、欲しくないがぁ」と横になっておられたんだけど「お茶飲まんと元気がなくなるよ。そしたらみんなが心配するけん。私が煎れたお茶オイシイけん、飲んでくださいよぉ」と煎茶を煎れて差し出す。
おじーさんだからねーちゃんにお茶を煎れてもらって悪い気はしないらしい。
しょーがないなぁといった感じで起きられ「オマエが煎れてごいたけんなぁ」と熱いお茶を飲んで饅頭に手がのびる。
よっしゃー。
なんだかんだ話をしながらお茶をすすめ、しっかりと飲んでいただいた。
お茶と饅頭とお話で、さっきまでだるだるだったおじーさんが笑顔になってくれて、私まで嬉しくなる。
いまの時期水分補給はすっごく大事なんだけど、どうしても目先の仕事優先になりがちで、気がつくと水分不足になってたりする。
だから自分の目の前で水分を摂ってもらうと少し安心。
これでいまんとこだいたい何ccは飲まれたな、とか把握できる。
職員みんなが忙しさにかまけて水分補給を怠っていると、夕方ぐらいに熱が…「ああー、シマッター!」こんな状況にならないように。
脱水は本当にコワイ。
だけど実際、皆さんの水分量を把握はできない。
ほぼ自立の方も多いから特に把握しずらい。
油断してると「シマッター」になってしまうので、もっともっと神経張り巡らして、水分補給の鬼にならなくては。